籾糠山の山野草
今はほとんどの車にETCが付いているようで、そちらのゲートの方に列が出来ていました。
北陸東海道も全線開通したのと、1000円割引の所為で以前から見ると混雑していました。
白川郷の入り口から河合村(古川市)に抜けるR360は先週開通したばかりです。
萩町の集落村が展望できる城山も、早朝では空いていました。
和田家の前にある水田も田植えが済んだところのようでした。
白山には雲がかかって見えませんでしたが、それに連なる野谷荘司から三方岩岳が綺麗に見えていました。
天生峠の駐車場に着いたら満車で思案していると、登山口の横に車を止めることが出来て協力金500円を払って入山しました。
山野草の多い籾糠山は人気があって、水芭蕉が見られるこの時期は混雑するので、たくさんのグループがガイドや自然観察員と列を作って歩いていました。
天生湿原の周りには可愛いミツバオウレンや真っ白の綺麗なツバメオモトが見られました。
ブナの巨木がある所からカラ谷登山道と木平登山道に分かれます。
この辺りにニリンソウが群生しているのですが、この花の突然変異でしょうか、緑色が混じった花や全部緑色のニリンソウがごく稀に見られので探しました。
カラ谷を少し進むとその先には桂の巨木群があって、この山の名物にもなっています。
この付近からはサンカヨウのお花畑になっています。
これだけサンカヨウが群生しているというか、登山道にずっと咲いているのですから、他では見られないように思います。
そして、もう1つキヌガサソウも所々に群がって咲いていますが、こんな綺麗で大きな花が見られたのは初めてでした。
残雪が所々に見られて、水辺には濃い黄色のリュウキンカが咲いていました。
木平分岐まで登って一休みをして、狭い道を頂上に登っても狭くて混雑しているだろうと思って、登るのを止めて木平湿原に回って下りることにしました。
途中から、籾糠山の頂上が見えていましたが、去年秋にも登っているし、また次回に登ればいいと思いました。
木平湿原に行くまではブナとダテカンバの原生林になっていました。
湿原と言っても小さな池塘のようになっていて、
紅いモウセンゴケが芽吹いていました。
長い下りを下りると、登りに通ったカラ谷分岐に出ます。
天生湿原を反対側に回るとミツガシワも咲いていました。
また、水芭蕉は終わりかけていましたが、可愛いタテヤマリンドウ(ハルリンドウ)が群生していましたが、蕾はソフトクリームのような模様になっていて綺麗ですね。
山野草の好きな愛知県のご夫婦と気が合って、山野草の話をしながら写真ばかり撮っていましたので、頂上にも登らなかったのに5時間もかかって、15時に登山口の駐車場に戻って来ました。
30分で、白川郷に戻って、温泉に入って汗を流して、岐路につきまいたが、楽しい山歩きでした。
その他の花はこちらのアルバムに
by hirospace | 2009-06-07 22:39 | 登山