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天神の梅

小松天満宮は前田家の祖、菅原道真公を祭る京都の北野天満宮を4分の1に縮尺して建てられています。

江戸時代、病気は怨霊によるものと考えられ、最も嫌われたのが鬼門の方角で、小松城の鬼門の線上にこの小松天満宮は造営されています。


「東風吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
菅原道真が、901年に大宰権帥に任ぜられ、京を発つ際、邸宅(紅梅殿)に植えてあった梅に「東風吹かば・・・」と和歌を詠むと、梅は一夜で道真を慕って京から太宰府まで飛んできたという話は、飛梅伝説として有名ですね。


「東風」とは、春の到来をつげる春一番のことですが、僕が「東風吹かば・・・」というフレーズに親しみを感じるのは、さだまさしの「飛梅」という曲です。
兼六園にある金沢神社にはその飛梅が移植されています。


小さいながらも雰囲気のあるところで、今年も紅梅・白梅が見頃になって、訪ずれる人の目を楽しませてくれます。
また、境内の隅には合格祈願の絵馬がたくさん下がっていましたが、希望の春がっ待ち遠しいですねえ。

by hirospace | 2010-03-01 07:48 | 風景  

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