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散る桜 残る桜も 散る桜(良寛)

市内の桜の名所「芦城公園」の桜も、先日の雨風で散った桜の花びらが一部は散りばめられていました、
そして、今日は沢山の人がお花見を楽しんでいましたが、残った桜も、ひらひらと一枚~と散っていたのですが、一斉に散るときは桜吹雪のようになって、風情があります。
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桜ヶ池の水面には散った花びらが流されていました。
満開の桜もいいですが、僕はこの時期の桜に一番親しみと季節の移ろいを感じています。
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余談になりますが、
表題の「散る桜 残る桜も 散る桜」というのは良寛和尚の辞世の句と言われている歌で、僕の好きな句ですが、
意味は、「今どんなに美しく綺麗に咲いている桜でもいつかは必ず散る。そのことを心得ておくこと。」というように受け取られ、要は「いのち」には限りがあるということですね。
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また、「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」という歌も同様に気になる句ですが、これは良寛和尚の句から親鸞聖人が得度をされる時にお詠みになられた句と伝えられています。
この句は。「明日があると思い込んでいる気持ちは、いつ散るかもしれない儚い桜のようで、夜に嵐が吹こうものならもう見ることはできまない」という意味でしょうが、
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この二つの歌から伺えることは、私たちは今、生かされている命を「如何に生きるか」ということ大切だということではないでしょうか?

by hirospace | 2016-04-09 18:19 | 風景  

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