那谷寺(なたでら)

那谷寺は白山信仰の寺で、養老元年(717)に自称山・岩屋寺として開創されました。
後に、花山(かざん)法皇が行幸された折に、岩窟内の観音様を拝せられた折り、
紀伊の那智山と美濃の谷汲山の各1字をとって、那谷寺と改めて、七堂伽藍を配置して、この地に居を構えれました。
往時は隆盛を極めましたが、南北朝の争いと、その後一向一揆により坊舎が焼き尽くされました。
しかし、寛永年間(1640)加賀藩主・前田利家公により、再興されて現在の姿を残しています。
(観音霊刹 自生山 那谷寺 高野山真言宗別格本山)


那谷寺は四季を通じて、特に庭園が美しいところですが、
紅葉の名所として、この時期は特に人気のあるところです。
近くに粟津温泉もあって、観光バスのルートになっていて、今日は賑わっていました。

山門をくぐると、利家公が植林された古杉が林立しています。


庭園の青苔が美しくて、木漏れ日が差していました。

金堂・華王殿は最近新築されたものですが、本尊の十一面千手観音、白山曼荼羅、泰澄神融禅師、中興花山法皇を安置しています。

奇岩遊仙境は一番人気のある景観ですが、観音浄土・補陀落山(ふだらくさん)を思わせる風景は
太古の噴火の跡と伝えられ、長い年月の風雨に洗われて、奇岩が形成されました。
この岸壁の上を歩いて、上まで登れます。(人が見えて、岩壁の大きさを想像ください)

池の前では大抵の人が、奇岩を背景にして撮影していますが、池に写る風景も趣があります。
拝殿の奥の岩窟の中に本殿があります。

展望台にいたる楓月橋(ふうげつきょう)からの眺望が美しいのですが、
今年のモミジは色が悪かったです。

芭蕉の句・・元禄2年に那谷寺を参拝された芭蕉は
「石山の 石より白し 秋の風」という句を奥の細道の記にこの名句を残されました。

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by hirospace | 2005-11-21 07:20 | 風景 | Comments(4)  

Commented by mshin11 at 2005-11-21 09:31
相変わらずhiroさんはまめに歩いてお出かけしてますね。
紅葉の時期ですが、みなさんの写真で楽しんで近場のもので
済ませてる私です・・・(^^ゞ
Commented by 皐月 at 2005-11-21 16:10 x
奇岩遊仙境、写っている人物と比べてもずいぶん大きな岩なんですね
これが天然の造形、美しいお寺さんですね~
Commented by maikasatis at 2005-11-21 18:14
那谷寺 由緒ある お寺なんですね^^池に写る 風景が きれいですね☆
展望台は 人が 多いですね、景色が 一望できるのでしょうか~♪
Commented by takako at 2005-11-28 06:44 x
『石山の 石より白し 秋の風』 ですか。透明な空気おいしいだろうな。
ただただ ため息。

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