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能登の雪割草

早朝に家を出て、奥能登・猿山の雪割草の自生地に行ってきました。
県内ですが、片道150km・2時間半もかかるところです。
他府県の車も見ましたが、とにかく交通の便の悪い(ない)ところです。

 山の右上に小さな灯台があるのですが、分かりずらいですね

市街地から、さらに1時間ほど山越えをして、日本海に出ると、
猿山岬の灯台付近に雪割草の群生地があります。

 遊歩道入り口

 猿山灯台・・この下に群生地があります


行き止まりのこんな奥山?の海に面した崖っぷちにどうして、咲いているのか?来る度に考えさせられますが、
この花に人気が出たのはそんな所に、厳しい冬を耐えて、可憐な花が咲くことが理由の一つかも知れないと、勝手に思ったりもしています。


今日は曇って、風も強かったのですが、この花が咲くと、奥能登に春の訪れを知らせてくれます。

この地に咲く雪割草はキンポウゲ科のオオミスミソウに分類されます。


園芸店でいろんな色・形の雪割草が売られていますが、これが原色形です

群生地の規模としては日本一とも言われています。
花の色は白が多く薄ピンク、紅(紫)がありますが、
近年の山野草ブームで盗掘されて紫や深紅の色鮮やかな
花が めっきり少なくなりました。

そのため生態系と自然景観を保護するために、
特別保護地区に指定され、一帯の採取等は厳しく規制されました。
その成果が出た所為で、今まで見られなかったところにも沢山の花が咲いていて、紅い花も目に付きました。


駐車場に戻ってくると、バスが着いて沢山の見学者が来ていました。

by hirospace | 2006-03-26 20:59 | 草花  

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