歴史を偲ばせる桜花

源平の壮烈な戦いは今から800年も前のことです。
数々の悲劇と伝説を残し「盛者必衰」の歴史は、今も各地で語り継がれていますが、
ここ加賀市にも源平ゆかりの史跡や伝説が残されています。

1183年石川・富山県境の倶利伽藍峠で、木曽義仲の火牛の計にかかり大敗した平維盛の軍勢は、現在の加賀市篠原で陣を立て直し再び決戦に挑みました。<源平盛衰記に記されています>

しかし、敗色濃い平家軍の軍勢の中に踏みとどまって果敢に戦う1人の武者がいまいした。
この武者こそ、かつて幼少の木曽義仲をかくまって窮地を救った斉藤実盛でした。
義仲は恩人である実盛を助けだすように命じていましたが、70歳を超えていた実盛は老武者と侮られる事を恥と思い、白髪を黒く染めて出陣していました。
しかし実盛は奮戦空しく源氏軍に討ち取られました。

   首洗い池
首を近くの池で洗ってみると、黒かった髪は洗い落とされて白くなり、そこで初めてこの武者が義仲の命を助けた実盛だったと分かりました。
義仲は涙ながらにこの首を葬り、実盛が身につけていた兜を神社に奉納しました。

実盛の兜は、小松市の多太神社に保存され、年に一度の兜まつりに合わせて公開されています。
その500年後、北陸行脚で多太神社を訪れた松尾芭蕉はその兜のいきさつを「むざんやな甲の下のきりぎりす」と詠みました。
首洗池のほとりにはその句碑が建っている。

日のあたる公園の桜もいいですが、こんな桜もまた違った趣があって僕は好んで訪ねています。
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by hirospace | 2006-04-13 09:31 | 風景 | Comments(5)  

Commented by mif-yu1018 at 2006-04-13 15:38
雨の古戦場跡の桜 在りし日を偲ぶにふさわしいですね。
「兜まつり」も源平合戦を思い出せてくれます~
松尾芭蕉の「むざんやな 甲の下の きりぎりす」 合掌。
Commented by tenpousen6 at 2006-04-13 19:49
いつもながら行ったことのない所を案内いただき嬉しい限りです。第六ステージに移りましたのでよろしくお願いいたします。
Commented by lazy_cat at 2006-04-13 20:53
わ~い!!
見つけましたよ♪
よろしく(*^_^*)
Commented by aturin88 at 2006-04-13 23:42
こんばんは。
雑用でご無沙汰いたしました。
私は歴史が大好きなので、大変興味深く見せて頂きました。
源平合戦此方壇ノ浦もですので、益々面白かったですよ。
Commented by takako at 2006-04-19 14:54 x
史跡 歴史のお話をいつもうれしく拝見しています。
見事に美しい桜の花と 800年前から語り継がれる歴史。
歴史を聞くと また違った趣で桜の枝を眺める事が出来ます。

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