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大安禅寺


   山門をくぐると参道が長い階段ですが、車なので登らなくて済みます
この大安禅寺は福井市から越前海岸に向かう途中にあるのですが、「花しょうぶの寺」としても知られていますが、「あじさい寺」でもいいような気がします。

花菖蒲が見頃になって、今日は特に参拝の人が多かったです。


というのも、住職・大安和尚の法話を楽しみに関西方面から訪れる人もあり、バスツアーまであるようです。

誰かに似ていると思いませんか・・?
今日はちょうど時間も合ったので、聞くことが出来ました。

人気の訳は難しい法話ではなくて、中高年の女性に人気の綾小路君麻呂の話法や内容にも似たところ(パクリ?)があって、今話題になっているサッカーのことや高齢化社会の問題も笑い話を交えながら、200人あまりの聴衆を笑いの渦に巻き込んでいました。

   1に掃除、2に笑顔、3・4元気におかげさま・・が教えの基本とか
墨跡にも人気があるようで、なか~商才もある住職にも思います。
京都妙心寺派の臨済宗の禅寺ですから、座禅体験もできます。(予約制)
僕も座禅に関心があって、以前に京都・妙心寺、福井・永平寺で宿泊して座禅を体験して、最近は金沢・大乗寺の日曜座禅に時々訪ねています。

今日は庭園の前のお堂で琴の演奏も聴くことが出来ました。
毛氈に腰を下ろし、琴の音と夏の風が頬を通り抜けていくのが、気持ち良かったです。
曲目に映画音楽やポップッスがあるというのもこの寺ならではのように感じました。
若者のライブなどイベントもいろと企画されて楽しいお寺です。


境内は山の中にあって、ウグイスの声を聞きながら散策も楽しめます。
裏山には 家康の曾孫にあたる福井藩主・結城秀康の孫にあたる松平光通公はじめ
歴代藩主の廟所になって通称「千畳敷」といわれ福井の名石「勺谷石」が1000枚あまり使われています。


境内に 沙羅双樹の大きな樹があるのですが、沙羅双樹はインド原産の常緑樹で熱帯樹の為、日本では育ちにくいようです。
平家物語に登場する沙羅双樹は、ツバキ科落葉樹の「ナツツバキ」のことです。
この白い花、朝咲いて夕べには散るところから、平家物語では世の無常を象徴する花として登場したんでしょうね。
その横に新しい小さなナツツバキが植えられてありました。


境内は広くないですが、整備されて美しいです。

by hirospace | 2006-06-19 07:42 | 草花  

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