老舗の酒蔵と陶器展


市内の粟津温泉にある北森酒造で酒蔵を改造したギャラリーで中村久一の陶展が催されていました。

240年の歴史がある酒蔵が醸し出す雰囲気と須恵器の伝統を受け継ぐ絶妙な味わいが楽しめました。





東京出身の中村さんが加賀市に構ええた穴窯で焼いた花器や壺などが100点近く展示されていました。

陶器の多くは釉薬をかけない自然釉締め焼きという技法で6日間焼成されて、灰や焼成位置などによって異なった文様が出されています。

ロクロを使わないで輪積みで形を作り、へらなどで形を整えるため個性的な作品が見られます。

お店でお酒と特性の粕漬けを買っていたら、顔馴染みの店主が良かったらということで、母屋も見せていただきました。
明治33年(1900)に建てられて、当時でも選ばれた素材と先代の趣味の良さと贅が凝らされています。

夏は板戸やふすまに変わって よし(葦)ずの戸が入れられます。



天井の杉板には漆が塗られて100年以上経過しているとは思えません。


床柱には黒柿のいぶし模様は珍しい材料で、床板も松の一枚板です。



北陸では富山の井波欄間を使われることが多いのですが、これは金沢欄間で細工があっさりとしていますが、白山の植物と雷鳥がデザインされてありました。


仏間には加賀(美川)仏壇と言って手作りで金箔がふんだんに使われた豪華なものです。


古いお屋敷には必ずと言うほど、座敷から簾を上げて見る手の込んだ庭があって、また風情を醸し出していて、目を楽しませていただいて来ました。
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by hirospace | 2006-08-15 11:36 | 祭事 | Comments(2)  

Commented by mif-yu1018 at 2006-08-16 08:55
酒蔵ギャラリーと陶器がとても融合していてステキです。
壷も備前焼によく似たのがありますね。
コテで仕上げた壷は、個性的で惹き付けられます。

母屋の調度品 粋を極めた物ばかりで圧倒されました。
Commented by takako at 2006-08-18 11:48 x
簾をあげると 素敵な眺めがある いいですね。
しばし 溜め息で拝見致しました。

床柱は黒柿ですか 始めて見ました。一枚板 たいそうりっぱな大きな松だったのですね。知識は無いのですが 木が大好きですから板を見ると感動してしまいます。

輪積みに自然釉締め焼きが似合いますね。全部見てみたい作品集です。

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