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ミョウガ(茗荷)

今日は立秋を過ぎても、厳しい残暑になっています。
甲子園では高校野球が始まって、熱戦が繰り広げられています。


近くの山林の麓にミョウガが自生しています。
50~80cmほどの背丈になって、葉が林のようになっています。


葉を掻き分けて、根元を見ると所々に、ミョウガの花が咲いています。
ミョウガはショウガ科なので似たような花です。


花は1日も経たないうちに枯れてしまって、翌日には次の花が咲きます。
玉ねぎのように1枚~とはがせますが、1枚~がミョウガの花です。

ですから、私たちが食べている赤い実は、実は花が咲く前の花の集まりで、
花が咲く前のつぼみのときに採取します。


今年は花蕾が少ないようで、10個ほど摘んできました。

そのうち6個を簡単な甘酢漬けにしました。
甘酢は米酢1/2カップ、砂糖大匙3、塩少々を合わせて先に作っておきます。

ミョウガをよく水で洗って、縦に半分に切って、1分ほど茹でます。

ミョウガが熱い内に、甘酢に漬けます。

しばらくで紅く色づいて、半日ほどで食べられます。(保存期間は冷蔵庫で2週間ほどです)

素麺や味噌汁の薬味としてよく使われますが、天ぷらにしても美味しいですね。
また、生のミョウガを細かく刻んで、かつお節と醤油をかけて食べても美味しいです。

ところで、名前の由来は大陸からショウガとともに持ち込まれた際に、香りの強いほうを「兄香(セウカ)」、弱いほうを「妹香(メウカ)」と呼んだことから、これがのちにショウガ・ミョウガに転化したとの説が有力です。
また、ミョウガをたくさん食べると物忘れが酷くなる・・と言うのは、まったく根拠のない話で、むしろ刺激が脳に良い作用をするとも言われていますから、安心して食べてください!

by hirospace | 2007-08-09 20:32 | 草花  

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