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柿の話

白山ろくの集落では、ボランティアによって、猿や熊などのエサになる柿を採るイベントが日曜日にあって、新聞記事に載っていました。


同町は古くから柿の産地として知られていますが、近年、猿や熊がエサを求めて山から下りてくるようになって、06年はブナやコナラなどの木の実が不作だったため、県内の各地で熊が出没して、同町内でも男性が熊に襲われ怪我をしたことから、早期に柿を採ってしまうことで、少しでも被害を減らそうと「カキもぎ隊」が結成されました。

地域に住む老人たちには、これで一安心かもしれませんが、そういう動物たちとの棲み分けが出来なくなったことに、里山の荒廃を見るように感じていました。
先日のTV番組で、アラスカで鮭の漁をしていた人たちが、自分たちの必要な分だけ食べると、残ったものを別の場所に運ぶと熊が食べ、その残りを鳥たちが食べ、その残りが山の養分となって、川に流れて海に戻るという食物連鎖が紹介されていて、素晴らしい光景だと見いていました。
山の木の実にしても、小動物による同様の食物連鎖が、昔から営まれています。


柿にはビタミンCやタンニンが豊富に含まれていて、栄養も豊かな果物ですが、
特に、甘味料が少ない時代に干し柿の白い粉が砂糖の代用にもされたこともあって、昔は貴重な甘味源としても重宝されていました。

また、ある雑誌で柿にまつわる面白い記事を見ましたので、次に書き留めました。

これは日本昔話のようなことですが、女性が嫁ぐときには、柿の苗を持って行ったようです。
そのお嫁さんが一生を終えるときには大木になっていて、柿の枝が切られて火葬のまきやお骨を拾う箸にされました。
ですから、柿の木は台所のカマドや風呂では焚いてはいけない「特別の木」だったのですね。
子供の頃、祖母が亡くなって、火葬場の火の番を一緒にしていた祖父がそのことを教えてくれたことが蘇りました。
骨拾いをして、何とつかみ難い箸(木)だと思ったのも、それだったのかな? 

ここからは、昔、新婚者に新郎新婦が次のような問答をしていたという、ちょっと風流な?「柿の木問答」の話です。
「あんたとこに柿の木があるの」「ハイ、あります」
「わたしが上がって、ちぎってよろしいか」「ハイ、どうぞ、ちぎってください」
「そな、ちぎらしてもらいます」
この問答があとで、夫婦ははじめて結ばれたそうです。
「ちぎる」という言葉が「契る」という意味をもつのですね。

「渋かろか しらねど 柿の初ちぎり」加賀の千代女(江戸時代の女流俳人)

加賀の千代は旧松任市の生まれで、「朝顔に つるべとられて もらい水」という句が全国的に?有名ですが、17歳のときに松尾芭蕉の門下人となり、18歳のときに結婚に際してこの句が詠まれたと言われていますが、まさに「柿の木問答」の句ですね。

(長い文に、最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました)
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by hirospace | 2007-10-30 20:36 | 雑感 | Comments(4)  

手取川のサケフィッシング


石川県の中央を流れる手取川では河口の白山市・美川地区では、
手取川のサケ資源の有効利用を図り、河川環境の保全を進めるため、
実行委員会を組織して、「手取川サケ有効利用調査」を例年この時期に実施しています。

河川を遡上するサケの捕獲は禁止されていて、許可されているところは、他に富山、新潟、福島、北海道などに限られています。

シロザケの遡上は川の水温が10℃近くになると始まります。
今年は水温が高くて遡上が遅れていたのですが、20日に確認をされて、23日から始まり11月21日まで行われます。

初日は運よくメス1匹とオス3匹が釣り上げられたようですが、
その後0と言う日もあったようです。
昨日は最高の6匹が釣り上げられましたが、メスは卵子を孵化用に使われるので、係員に渡さないとなりません。
オスは一人3匹まで持ち帰ることが出来て、残りは地元の学校給食や地域の食材に利用されています。

それにしても、長旅を終えて傷ついてボロ~になって、遡上する様子は憐れなものです。
また、産卵のために、生まれ育った川に戻ってくる「母川回帰」というサケの習性は謎も多いですね。
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by hirospace | 2007-10-29 13:18 | 登山 | Comments(3)  

ツタの紅葉


通勤する道の横にある工場の塀にツタが這っています。
200mほどありますが、この時期は紅葉をして綺麗になります。

カエデやツタの紅葉が街を彩ると秋の深まりを感じますが、
やはり山で、大木に這い上がって、紅葉している光景は別格です。

今年も秋の信州に出かけたいと思っていたのですが、
どうも難しいようなので、せめて白山スーパー林道から白川郷辺りには出向きたいと思っています。
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by hirospace | 2007-10-27 09:53 | 草花 | Comments(2)  

秋の山を彩る実

山は花の時期が終わって、いろんな実がなっています。


山歩きをしていて、ノブドウの空色から紫色の実も見つけると楽しいものです。

でも、以前枝を持ち帰ったのですが、しばらく色が褪せてしまうので、野にあってこその美しさだと思います。
この果実は悪味でとても食べられないので、見るだけがいいですね。


ヒヨドリジョウゴの実はなんと綺麗な色をしているのでしょうか?
サクランボみたいですね。
名前からしてヒヨドリには大好物の実ですが、綺麗過ぎるものは人に猛毒・・。


マユミも秋になると仮種皮がはじけて、紅い実が顔を出しています。
昔は、弓に使われた木なので、真弓と名づけられていますが、思い出のある名前です・・?


ツルリンドウも花が終わって、紅い実が付いていましたが、
幸運にもエゾリンドウの花が少し残っているのを見られて、嬉しかったです。

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by hirospace | 2007-10-26 08:34 | 草花 | Comments(5)  

古い石造りの橋あるところ

昨晩の、十三夜の月も綺麗でしたね。

何度か登場をしていますが、市内から南の加賀市寄りにある石の産地として知られた所で、
昔は「滝ヶ原石」と呼ばれ住宅の基礎や塀また墓石として、近辺ではよく使われていましたが、
今はほとんど切り出されることもなく、何軒かの石材店が切断・加工や工事をしています。

この町には人気のある鞍掛山に登るときに通る程度でほとんど用がありませんから、
4月に山に登ったとき以来になります。

でも、この過疎の町には、明治時代に造られたアーチ型の石橋が5箇所残されていて、
通る人も車も殆どありませんが、石が盛んに産出されていた時代を偲ばせてくれます。

石と水の公園と名が付けられて、休みの日には来る人もあるのでしょうが、
今日は静まり返って、緩やかに流れる川の音だけが聞こえていました。

今日は、たまたま仕事でこの町に来たのですが、しばらくタイムスリップした場所から離れるのが惜しい感じがして、山里の秋の風景を楽しんで来ました。

同じ場所の以前撮った夏の風景は「こちら」から
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by hirospace | 2007-10-24 09:57 | 風景 | Comments(4)  

カツラは紅葉から落葉へ

朝から雨が降ったり止んだりで、山の方に仕事あって出かけたときに、晴れ間が見えたので樹木公園に寄りました。

こには桂の並木があって、毎年、紅葉の初めにアップしていますが、もう見納めで、落葉の時期になって来ました。

お祭りの綿菓子(カルメラ焼)の屋台で砂糖を焼いたような感じの甘い香りが、辺り一面に漂っていました。


ここには沢山の種類の桜が植わっていますが、老木が多いのか、綺麗な紅葉は見られませんでしたが、

散策路の奥にイロハモミジの木が少し紅葉していて、薄暗い辺りを引き立てていました。

ふと気付いたのですが、僕の写真って、総体に暗いもの(影)が多いですね。
意識はしてないのですが、そう言う感じの光景が、多分好きなんだと思います。
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by hirospace | 2007-10-22 14:48 | 風景 | Comments(1)  

柿の葉も紅葉

今日は雨が降って、寒い日になりました。
夕方、事務所のエアコンで暖房を入れました。
白山も5cmの積雪になって、室堂センターも戸締りがされて係員も下山しました。


里山の柿もかなり赤くなってきましたが、葉の紅葉が始まりました。
桜の紅葉も綺麗ですが、柿もいい色に紅葉します。

去年は山の木の実が不作で、熊が出てくるので、柿の実を早めに取ってください!と報じられていましたが、今年はどうでしょうか?
木の実よりも、野菜や果物の味を覚えてしますと、やっぱり里が恋しく感じているかもしれませんね。
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by hirospace | 2007-10-19 19:56 | 草花 | Comments(4)  

ホウキギ(箒木)

先日、ホトトギスの写真をアップしたときに、
下の方に黄緑色の細い枝が写っているのに気付かれていた方もおられましたが、


ホウキギが日々に緑からピンク色に染まって来ました。
これも紅葉と言うのでしょうね。


50cmから1mぐらいの球状に育ちますが、
昔は乾燥させて箒にしていたので、ホウキギとかホウキグサと呼ばれています。
これが全体にピンク色になると実に綺麗な固まりになります。


この実(種)を乾燥させてから加熱加工したものが「畑のキャビア」と言われ秋田の特産品「とんぶり」で食用にされています。
とんぶりの名は、唐から来た「ぶりこ(ハタハタという魚の卵)」に似たもの=「とうぶり」が訛ったようです。
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by hirospace | 2007-10-18 20:04 | 草花 | Comments(4)  

九頭竜湖、手取ダム湖

別に求めて行ったのではないのですが、
仕事のミスで、急遽、岐阜県の土岐まで商品を取りに行くことになりました。
行きは北陸道・米原から名神に入り中央道JCTから土岐に向かいましたが、
高速道路ばかりだと3時間で着きました。

仕事を済ませて、直ぐに戻ることにしたのですが、同じ道を通って帰るのも苦に感じたので、
土岐JCTから東海縦貫道を入り東濃の山間を抜けて、美濃・関を経由して、東海北陸道を富山の方に向かいました。

時間があれば寄りたい郡上八幡の町並みを高速道路の上から横目で見ながら、美濃白鳥ICで下りました。

九頭竜湖の横を通る道が好きなのですが、所々で車を道端に止まって写真を撮りました。

まだ、紅葉はごく僅かしか見れませんでしたが、美しい湖の風景が見られました。

途中の和泉村には日帰りのいい温泉があるのですが、もちろん寄れませんでした。
越前・大野市も北陸の小京都と言われて、好きな町ですが、やっぱり寄り道をする時間がありませんでした。
勝山から福井県境の山越えをして、石川県・白峰村に入ります。


手取川のダム湖も綺麗なんですが、その途中の道には車を止めるところがなくて、少し脇道に入って写真を撮りました。
もう2週間もすれば、かなり色づいて来るのでしょう・・。


そんなわけで、今日は一日(7時間)車を走らせて終わってしまいました。
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by hirospace | 2007-10-16 20:59 | 風景 | Comments(3)  

月見光路

金沢の秋の夜を彩る「月見光路」も今年で5回目になり、広坂の秋の風物詩になりました。
金沢工業大学(KIT)の学生が製作した様々な光のオブジェが幻想的な灯りをともし、散策する人の目を楽しませてくれます。

「あかり庭」の前の受付でアンケート用紙をもらって、8箇所のチェックポイントにキーワードを回答すると、絵葉書やポスターなどが頂けました。

ライトアップされた金沢城跡を背景に、広場に設けられた「つきみカフェ」では喫茶をしながら「ひかりコンサート」を楽しめました。

「竹あかり」・・竹ひごが組み合わされて柔らかく灯りを包み込むと、水面に写り光の傘のような不思議な灯りに感じました。

「星あかり」・・夜空の星が舞い降りてきたように、大小の星が21世紀美術館前の広場に瞬いていました。

「雪あかり」・・小さな雪吊りのような形をした灯りと、石浦神社の本殿に立てられた線織面に、ほのかな灯りが風情を醸し出していました。

「あかり山」・・秋の彩をちりばめた小さな灯りが幾重にも積み重なって大きな灯りの山が出来ていました。

兼六園、金沢城と伝統美を色濃く残っている街に、斬新なデザインの造形美が灯りをともすことで、見慣れた昼の風景とは違った幻想的で風雅な顔が秋の金沢の町に馴染んで見えました。
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by hirospace | 2007-10-14 16:36 | 祭事 | Comments(5)