九谷陶芸村祭り
陶芸村の街路樹のイチョウが色づいて、11月1~3日は能美市泉台の陶芸村にある商店が「陶芸村まつり」(即売会)が催されていました。
今年は3連休になったので、例年より訪れる人も多いように感じました。
陶芸村には県の高等技術研修所、歴史資料館や陶芸会館がありますが、
九谷焼資料館
資料館の特別展示室の一角に曾祖父・久三郎(号・南久)の作品が陳列されてあります。
名の知れた古九谷の作家と一緒に並べられているのですが、明治時代に九谷焼の発展に功績があったようで、毎年、この時に立ち寄って先祖の作品を見ています。
100年経っても、その軌跡を作品として後世の人に見てもらえるのは素晴らしいことだと思いますが、僕の100年後はその存在していたことすら消えているでしょう。
色絵藤鶏図壷
陶芸会館では生地作りから絵付け教室があって、研修生が親切に指導してくれます。
会館裏にある登り窯には5月の茶碗祭りと11月のこの日の年に2度火が焚かれて「やまぼうしの会」の作品が焼かれ、今日から3日3晩寝ずの番をします。
普段の電気釜で焼かれるものとは違った、面白い作品が出来上がります。
また、窯の前では、この会館を利用している陶芸愛好家の作品も即売されていました。
最近の九谷焼は昔のような三(五)彩と言われる色・絵付けのものが少なくて、ちょっと見ても何処の産地のものか分からないものが、多くなってきました。
たぶん、この方が日常的に使いやすくて、人気があるからだと思いますが、
お土産にはやはり九谷焼らしいものを買ってきました。
by hirospace | 2008-11-03 19:56 | 祭事