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せせらぎの郷とおくりび山散策

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先日も紹介した市の温泉とふれあい農園、体験工房「せせらぎの郷」で恒例の紅葉祭りが催されて、提げられていた「つるし柿」が販売されるので人が集まります。
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地元(瀬領町)で収獲された大根、里いも、白菜や人気のある柿の葉ずしなど農作物や手作り豆腐も販売されます。
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また、裏山の「おくりび山」を散策する企画もあって、お天気も良くなったので、1時間半ほどの山歩きを今年も楽しんで来ました。
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ナラなどの実が多い年と少ない年の繰り返しは実の多い年は生き物が食べ物が多いと生殖活動が盛んになって子孫を沢山産むため、実を食べ尽くしてしまうので、翌年は実が少なくなるということで、今度は木が自分達の子孫を増やそうとして、実を沢山つけることから、豊作になるという植物と生物との生存競争もあるのという話は興味深かったです。
学者の話より、長年その里で生活をして、山を見てこられた方の話には道理が通っていると思いました。
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おくりび山と名付けられたのは、農薬などのない頃、付近の田畑では害虫の被害が多くて、
畦に松明を焚いて虫を寄せて、山におびき寄せて、虫を焼き殺したという慣わしから由来しています。
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200m足らずの低い山ですが、コナラ・ミズナラを中心に植林されて来ました。
コナラなどは昔は里で使うための薪や炭を作っていたので、約20年毎に植え替えられていたのですが、近年は薪や炭が使われなくなって伐採されないために、木が60年余り経過して、枯れてカビ(キノコ)が生えて、里山が荒れてしまっています。
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この町は積極的に里山の整備にも関わって、伐採した木を新しく作られた炭焼き釜で施設で使う炭を作ったり、ナメコなどを栽培をしたりしていますが、昔は山の上で炭焼きをして、原木の1/5の量になった炭を担いで下りてきていました。
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ツクバネも沢山実をつけていましたので、少し摘んできました。
羽根突きの形に似ていて、ドライフラワーとしても人気があって、お正月料理の飾りにも使われています。
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山を下りてくると、地元の蛍米を使ったおにぎりと具沢山の田舎鍋が用意されていて、無料で頂きました。
また、温泉にも無料で入れるという有難い企画です。
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このお祭りは地元のボラティアの方々の世話と市の補助があるから出きるのですが、本当に「ござっせ」(いらっしゃい!)という意味がよく伝わって来ます。
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by hirospace | 2008-11-23 16:56 | 祭事  

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