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セツブンソウ(伊吹山麓)

近年は、セツブンソウ(節分草)に取り付かれて、今年も行ってきました。
関東地方以西に分布し、石灰岩地域に多く見られる花ですが、付近に自生しているところはなくて滋賀・米原市の奥伊吹山の山麓に出向きました。
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今年は伊吹山には雪がほとんど残っていません。
ですから、山麓にはまったく無くて、去年の所では見当たらなくて、セツブンソウの開花時期を逸したのかと諦めかけたのですが、親切な村のお年寄りに出会って、別のところに咲いていることを教えていただきましたが、かなり広い群生地になっていました。
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イチリンソウと同じようにキンポウゲ科の花でスプリングエフェラメルの一つです。
和名は、早春に芽を出し節分の頃に花を咲かせることから付いたのですが、この辺りは旧暦の節分に当たるので3月初めから中旬に咲き出しますが、今年は特に早かったようです。
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地面から10cmほどの高さに2~3cmの白い花を咲かせますが、清楚な感じの花で中心の紫色のおしべと黄色のめしべがアクセントになって、実にお洒落な花です。
セツブンソウの可憐な花は人気が高く、乱獲や自生地の環境破壊によって希少植物になって来ています。

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スハマソウ(州浜草・・雪割草と同じ)も近くに点在して、白い上品な花が咲いていました。
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また、白い花に混じって、一際目立って星の形をしたキバナアマナ(黄花甘菜)の花も見られましたが、タンポポも咲いていたり春の感じが漂っていました。
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by hirospace | 2009-03-02 10:58 | 草花  

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