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剣岳・点の記

今日は仲間と戸隠の高妻山に登る予定でしたが、昨晩は、朝が早いから早めに床に着いたのですが、何故かほとんど寝られなかったので、睡眠不足で珍しくドタキャンしてしまいました。
ハイキング程度の山なら無理してもという気持ちもありましたが、かなり厳しいコースで、お天気も悪そうなので、仲間に迷惑をかけてもいけないという思いもありました。

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それで、前から雨降りに行こうと思っていた映画で「剣岳・点の記」を見て来ました。
市内には映画館が無いので、金沢郊外のSCに併設している映画館の上映時間をHPで確認したついでに、オンラインで座席予約が出来るので、チケットを購入しましたら、並ばないでもいい席が取れました。
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原作の新田次郎の小説は前に読んだいたので、あらすじは知っていました。
小説と映画は脚色されて原作違うものだということは、以前も何度か経験しましたが、今回は記録映画的なもので差異は気になりませんでした。
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タイトルの「点の記」とは三角点の測量の記録の事ですが、映画の背景は100年前、日露戦争後の陸軍が国防のために日本地図の完成を急いでいて、空白になっている剣岳の測量登山を命じるのですが、一方では日本山岳会も前人未到と言われていた剣岳の初登頂を企てていて、陸軍は威信をかけて無理強いをするのですが、主人公である測量手・柴垣芳太郎の不屈の闘志や、献身の心、仲間の絆などを信じて、山頂に到達するのですが、最後の登頂のシーンがすごく短かくて、あっけない感じがして惜しい感じもしました。
それでも、自然の美しさと恐怖が画面いっぱいに映し出されて、効果音としてクラッシクのBGMとの相乗効果もあって、いい映画だったと思いました。
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立山(雄山)までは登ったことがありますが、その奥に険しい山容を見せる剣岳は僕の未熟な経験と臆病さではとても登れるような山ではありませんし、あまり登りたいとも思いませんが、遭難事故もよくある山でも、雪渓や岩場などは上級者には憧れの山であることに違いありません。

by hirospace | 2009-08-02 20:58 | 雑感  

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