かたくり



先日から、何度も足を運んでいましたが、今年もやっと会えました。
6年間の眠りから覚めて、まるで春の妖精たちが春を喜んで、
踊っているようで素敵な光景です。

カタクリは、早春の雑木林などに紅紫色の花を咲かせます。
うつ向きかげんに花咲く姿はとても可憐で、心惹かれます。
花それぞれに個性があって、気に入った一つの花を見つけた時の感動は格別です。
それでいて、群落は、まるでピンクのじゅうたんを敷きつめたような美しさがあります。

カタクリの花は、温度や陽の光に敏感で、朝になり気温が上がると花を開き、
日が暮れて温度が下がると再び花を閉じます。
また、昼間でも雨や雪が降ると直ぐに花を閉じてしまいます。
こういった習性は、雪割草やキクザキイチゲなどの早春の花にも見られます。
これは、雪や冷たい雨から、オシベやメシベを守るための手段だと言われています。
自然に生きているものは、必然的なものでしょうが、素晴らしい仕組みですね。

花をのぞきこんでみると、花びらの内側に、桜の花びらの形をした模様があります。
これは密標と呼ばれ、蝶や虫たちに密のありかを教えるためのもののようで、
葉っぱについているスイカのような模様も不思議です。

また、この花は下を向いているので、写すときは地面に転がらないと
花の正面が撮れないことと 花が反り返っているので立体感が出なくて、
逆光だとむしろいい感じに写せるのですが、・・難しいものです。


カタクリの名前を片栗粉でしかご存じなかった方もいるかもしれませんが、
片栗粉は、カタクリのりん茎をすりつぶしたもので作られていたのですが、
現在は通常ジャガイモの澱粉からつくられています。 
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by hirospace | 2005-03-31 07:40 | 草花 | Comments(0)  

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