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奥能登のユキワリソウ


Published by デジブック

「春ごとに 花のさかりは ありなめど
       あひみん事は いのちなりけり」 (古今和歌集より)
 (春が来るたびに花は咲くけれど、その花に出会えるのは命あってのこと・・の意味)

お天気に誘われるように、輪島市郊外の門前町まで出向きました。
奥能登に春を告げる雪割草を見るためなんですが、今回で10回ほどになります。
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金沢から能登海浜道路を通って1時間半ほどで着くのですが、そこから更に30分ほど曲がりくねった山道を幾重も越えて日本海側に出て、終点の猿山岬にたどり着きます。
家から片道150km・2時間半かかるのですが、今では、すっかり通い慣れた道になりました。
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登山道を歩いても行けるのですが、遊歩道があるので、しばらくで猿山岬灯台に着けます。
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灯台付近の丘には日本でも有数の雪割草の群生地があります。
でも、こちらは花の数は多いのですが、白い花が多くて、濃い色の花少なくて、薄いピンク色のものは所々に見られます。
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猿山の展望台から、深見地区に向かって2km程歩くと、もう一つの群生地があります。
こちらの方が赤紫色の綺麗なが多くて、実に見応えがあります。
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ここは猿山のように周回道路がありませんから、遊歩道からしか見られませんが、山の上の方にも赤い花がかなり広がっています。
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また、途中、イカリソウやエンレイソウにも出会えますが、僕がもう一つ気になるのは行者ニンニクです。
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遊歩道の脇から、山にもかなり密集して芽吹いています。
中に入れないように保護した成果が出てきたのでしょうが、このまま時期が過ぎて枯らしてしまうのかな?露天でも売られているものの大半は栽培しているものだと言われるのですが、花が咲くわけでないのだから、増やすだけならもったいないと思っていました。

by hirospace | 2010-04-04 21:04 | 草花  

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