お旅祭りの曳山八基揃い
江戸時代の慶安四年(1651年)に莵橋・日吉の両社の神輿が、前田利常公の隠居城であった小松城に渡御し、加越能三州の泰平を 祈願したことから始まります。
その後、小松の町衆の祭りとして曳山がつくられ、歌舞伎芝居が演じられるようになって240余年、今日に至っています。
祭りの華は、豪華な「曳山」を舞台として繰り広げられる子供歌舞伎で、浄瑠璃と三味線にあわせ、華麗な衣装をつけて熱演する子供達の芝居は、さながら錦絵のようです。
元来、子供歌舞伎の役者は、男子がつとめることになっていたと伝えられていますが、近頃は八歳~十二歳の女子が演じていますが、最近は輪番制になり二町づつ曳山子供歌舞伎を上演し、残る六町はすべて組み立て展示しています。
また、平成二年からは八町の曳山がJR小松駅前広場(交互に市役所前)に曳揃えられ、今夜は駅前広場に多くの模擬店も並んで祭りを いっそう盛り上げています。
特別なうたい文句がない町にあって、観光の目玉として、いつの間にか「子供歌舞伎」が小松の代名詞にもなっていますが、今年からは「小松うどん」をうどんや塩焼きそばを名物?にして売り込んでいます。
by hirospace | 2010-05-15 21:24 | 祭事