カタクリが見ごろになりました
この花に会えた時は、想いを寄せる女性に会えたような?トキメキを感じながらファイダーを覗いています。
カタクリの花のことを書いた「春ごとに 花のさかりは ありなめて あひみん事は いのちなりけり」...古今和歌集の句ですが、春が来るたびに花は咲くけれど、命あっての事です...という句が僕は気に入っています。
カタクリの花は6年越しに地上に花を開かせます。
そのため、山も咲く場所が変わって行って、今年は斜面右で、去年は左の丘が中心でした。
カタクリの花は、周囲の気温が10℃を越えるころから花被が開き始め、気温が上昇し15℃から20℃になると、花被は反り返り、かがり火のような美しい姿となります。
でも、雨や気温の低い日などは閉じていて、1週間ほどで花は枯れます。
6年も地下にいて、僅か3ヶ月もすると跡形もなく消えてしまう運命の花です。
by hirospace | 2011-04-10 12:38 | 草花