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コムラサキ

秋に三日の晴れなし・・と言われるように、
秋雨前線が活発になって、全国的に雨のところが多いようです。
一昨日は10月に夏日になったと、騒いでもいましたが、
この雨で一気に肌寒くなるようですね。

こちらも雨が強くなったり、弱くなったり一日中降っていました。
公園のコムラサキの実が雨の中で、より鮮やかに彩を添えていました。

ムラサキシキブに似ていますが、樹の大きさや葉がひとまわり小さく、
枝が垂れ気味になる点や花のつきかたなどが異なっています。
初夏に咲く淡紫の花や秋の濃紫の実が美しく、
観賞用に庭植えや鉢植えなどにされています。
漢字名を形状から「紫珠(しじゅ)」とも呼ばれています。

園芸店などでムラサキシキブと呼ばれているものの大半は
このコムラサキのことで、別名をコシキブ(小式部)と言われています。
百人一首の「大江山いくのの道の遠ければ まだふみもみず天の橋立」の
詠み人で美しくて才能ある女性であった小式部内侍の名からの由来のようです。


去年の10月末
山に咲くムラサキシキブは時期も もう少し後ですが、
色も茶っぽい紫で、コムラサキほど美しくはないように思います。

by hirospace | 2005-10-05 20:50 | 草花  

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