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橙と夏みかん

最近は橙にはあまり縁がなくなったようです。
子供の頃はお正月飾りには大きな鏡餅の上に、串柿と裏白一緒に載せましたが、
今はお餅も小さくなって、みかんが載せられていますが、その意味からすれば理に叶っていませんね。
また、橙の果汁を使って、字を書いて火鉢にあぶって遊んだこともありましたが・・。

冬に果実が実って、果実の色が橙色なので、そう呼ばれています。
果実は冬を過ぎても木から落ちず、そのまま置いても2~3年は枝についています。
このことから「だいだい(代々)」と呼ばれるようになったとされています。
果実は春になると再び緑色に戻って、冬にはまた橙色になることから、「回青橙」とも言われます。

名前が「代々」に通じることから縁起の良い果物とされ、
旧家などでは庭に植えられているところもよくあります。
そして、鏡餅などの正月の飾りに用いられています。


橙と夏みかんとは、木だけ見ても殆ど区別かつきません。
実の上の方が二段の台になって膨れているのがダイダイですね。
本当は台々から代々になったのですね。


最初は この時期に実がなっているので、通りがかりに見つけた上の写真の実を橙と思ったのですが、
色も黄色いし・??と思って、いつもマーマレードに使う夏みかんを頂いている家に行くと、両方の木があって、色形の違いが分かりました。

でも、夏みかんは、元は夏橙と言われていたのです。
冬に実がなっても、苦くて酸っぱいので、
夏まで置くと食べごろになるので夏みかんと呼ばれるようになったのですね。

by hirospace | 2005-12-07 21:50 | 登山  

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