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菜の花・・・カラシナ


「菜の花」は、春に黄色い花をたくさんつけている、アブラナ、コマツナ、ハクサイ、カブラ、キョウナ、カラシナ等の植物の総称です。
土手や河原に咲いている菜の花はほとんどがカラシナのようです。

  手前の白い花はハマダイコン
アブラナとは本当に見分けが付きにくいのですが、葉が茎を巻き込んで付いているのがアブラナです。
アブラナ
   アブラナ

  カラシナ
カラシナも大根もハマダイコンも同じアブラナ科です。

カラシナ(芥子菜)は古くに中国から渡来したもので、辛い菜という名前から来ているのですが、
カラシナは関東以北で芥子粉用と野菜用に、タカナは暖地の関西以西で漬物用に広まっていきました。
欧米ではクロガラシ(ブラックマスタード)やシロガラシ(ホワイト、イエローマスタード)の種子を古くから香辛料として用いていましたが、日本でもカラシナの種子を、芥子(がいし)として日本料理に用いられていました。
現在でも、カラシナの種子を粉末にして水を加えて練って、カラシ漬け、カレー粉、サラダなどの調味料にして幅広く用いられています。

セイヨウカラシナ
  畑で作られている食用のカラシナ・・・これが野生化したものが上の花です
カラシナは栄養価も高く、中華風の炒め物、和え物、煮物、漬物に広く利用されていますが、
春の若菜を摘んで、軽く茹でて水にさらして、アク抜きして一夜漬けにしても、生のまま天ぷらにしても美味ですね。

by hirospace | 2006-04-26 13:21 | 草花  

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