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奥能登のキリコまつり・・


の幕開けとなる能都町・宇出津(うしゅつ)の「あばれ祭り」が始まりました。


宇出津へは金沢から能登海浜道路を通っても片道160kmあって、約3時間かかりので、お昼過ぎに家を出て、3時ごろに着きました。


夕方からメインの行事があるので、縄文真脇温泉に入って食事でもしてゆっくりしようと・・と思っていましたが、

すでに通りは活況を浴びて大小30余りのキリコが並び、街中を練って歩くキリコには担ぎ手が威勢よく声を張り上げて、お互いに勇ましさを競い合っていました。

これだけ多くの若者が奥能登の小さな湊町にいるのか?と思いますが、祭りになると都会に出ている休暇をとって戻ってきます。(お盆、正月に帰らなくても、祭りには戻るという慣わしもあるところです)


それに祭りといえば粋な男衆の法被姿を想像されますが、祭りでなければ暴走族(レーディース?)かと思われるような格好のオネエちゃんが頑張っている姿が目につきました。

激しく揺さぶられるキリコの上で太鼓を叩いたり笛を吹いているのも学生や粋なオネエちゃんで、純朴な幼児が大人しく座っているのが激しい動きと対照的に面白く感じました。
怖くないのかな?と思ったりも、しましたが、大人がしっかり見守っていました。

通りを歩きながらどの家も開けられて、縁側にお婆ちゃんや世代の違う人が並んで座っていたり、
お祭りのお呼ばれについていたり、昔の家族の姿が現実にあって見られるのも嬉しいことです。



お祭りの原点は火と水・・あばれ神輿が街中を練った後、漁協前の岸壁から海中に落とされて、担ぎ手も次々に飛び込んで、海中を沖にぐる~と回していきます。

そして、次に引き上げられて、今度は焚き火の周りを回ったと火中に投げ込まれて、廻されます。
神輿は神聖なものと思っていましたが、こんなに荒々しく水に火に投げ込まれるのを見たのは初めてです。



夜も9時になると、高さ7mの大松明に火がともされると、海岸に集結したキリコは若衆に担がれて舞い散る火の粉を被りながら、激しく揺り動かされると祭りは最高潮を迎えました。(23時に終了で、朝帰りになりました)

by hirospace | 2006-07-09 14:13 | 祭事  

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