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風の盆・前夜祭


普段は静かな坂の町 越中・八尾に二百十日の風が吹くと、町は「おわら」一色に染まります。

格子戸の旅籠、土蔵、造り酒屋が軒を並べる静かな坂の街に雪洞があがり、
明かりが灯る頃になると、どこからともなく聞こえてくる三味線、胡弓、太鼓の音、
それに合わせて哀調を帯びた唄声が流れてきます。



9月1日からの三日間の本番前に先駆けて、8月20日から30日まで各町内が練習を兼ねて、
自分たちの気持ちを盛り上げるために11日間のプロローグを重ねます。

胡弓の音色の魅力に惹きつけられて、(本当は女性の姿かな?)もう何年も続けて、この祭りだけは欠かしたことがないのです。
 
最近の混雑の仕方は尋常ではなく、本来の風情が楽しめなくなって、前夜祭に行っています。
その前夜祭もツアーまで組まれて、昔の本番ほどの混雑になって来ました。

本番の舞台踊り

毎年、もう来年は来ないぞ!と思いながら、時が巡って来ると、何のためらいも無く足が向いてしましまうのも、魂を揺さぶる「風の盆」の音色と踊りの魅力だと思います。

お気に入りのポスター

by hirospace | 2006-08-25 21:26 | 祭事  

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