山中温泉・鶴仙渓
大聖寺川の上流の渓谷(鶴仙渓)の両岸に旅館があって、街中には民謡で人気のある「山中節」が流されています。
メインストリートになる「ゆげ街道」も整備されて、地元の特産品である「山中漆器」や九谷焼や民芸品を売っているお土産店も人気があって、最近は若い女性グループの姿も見られます。
鶴仙渓は「黒谷橋」から「あやとり橋」を中間に「こおろぎ橋」まで約1.5kmの遊歩道が整備されています。
黒谷橋を下りると、直ぐに山中芭蕉堂があります。
奥の細道の途中に山中に立ち寄って、句を読んだことが記されています。
普段はあまり歩いている人もいなくて静かな遊歩道ですが、紅葉シーズンで沢山の観光客が列を作って歩いてました。
幾何的な形をした「あやとり橋」はその名の通り「あやとり」の形をイメージして作られています。
山モミジも紅葉が始まって、緑から赤に色の変化が秋の日に照らされて綺麗でした。
川面に写るモミジも、またいいものですね。
気心のあった人と旅をするのはいいなあ~。
綺麗な風景がより感動的に映っているのでしょうね・・。
渓流に面した宿の垣根から「ゆっきりして いきねいね」と言う垂れ幕が架けられていますが、
本当にのんびりと温泉を楽しめる宿が多いところです。
いつも一番賑わっているのがドラマで名を知られた「こおろぎ橋」で、今日は橋の上でたくさんの人が紅葉を背景に写真を撮っていました。
僕はいつもの通り、橋の下に向かって、橋を見上げるアングルが気に入っています。
この川(水)の色が深緑でいいですね。
雪のある頃に何度か来たことがあるのですが、渓流の音を聞きながら雪見露天に浸かるのは気持ちがいいものですよ。
身を切るような寒さも、しばし忘れて夢気分です。
毎年、この時期には訪ねているのですが、今年の紅葉は綺麗な感じがしました。
今日はお泊りではないので、総湯(菊の湯)に入って、温泉卵を買って帰りました。
by hirospace | 2006-11-25 20:31 | 風景