半夏生は鯖の日・・?
半夏生の由来や起源は分からないのですが、
田植えの目安や畑の神など、農耕文化に由縁があるようです。
また、カラスビシャク(烏柄杓)という花が咲く頃という説もあります。
半夏生
関西の田舎(農家)では半夏生までに田植えを終わらせて、
この日には農作業を休んで神様を祭って、そのときに「蛸」を食べるところがあるようです。(福知山地方)
讃岐では「うどん」を振舞う慣わしがあるところもありますが、福井では「焼さば」を食べる習慣が若狭に残っています。
若狭・小浜市では「さば街道」の基点になっています。
若狭湾で獲れた鯖に塩をして、京都まで運ぶと丁度いい味になったと言われています。
白山の麓を山越えをして福井県に入ると大野市(越前大野)の山里にも、特有の食文化があって、昔から鯖の棒寿しが食べられたり、秋には、若狭湾で獲れた鯖を大量に買い入れて、粕や麹漬けにしていました。
そして、いつからか全国的に「土用の丑の日に鰻」を食べるように、大野では「半夏生の鯖の日」と言われて、丸々一本を食べる習慣があります。
by hirospace | 2007-07-02 11:08 | 祭事