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立春大吉

大寒から立春までは一年のうちで一番寒い期間です。
寒の季節が過ぎて、立春から徐々に寒さが緩み始め、徐々に春向かっていくのです。
季節感としては冬本番で、雪国では、「春」のイメージからは遠いのですが、立春から立夏までを「春」とする季節感は、東洋の陰暦による考え方なのでしょうね。

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立春の朝に禅寺では「立春大吉」の紙札を貼られます。
この「立春大吉」の文字を縦書きして見ると、それぞれの文字が左右対称になっており、裏から見ても「立春大吉」と読めます。

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立春は節分の次の日、二十四節気の一つで、節分の翌日です。
鬼が玄関に立春大吉の札の貼ってある家に入ってから、ふと振り返ると、同じように立春大吉と書いてある(裏から見えた)ので、ここにはまだ入っていなかったと、逆戻りして出て行ってしまうとか、愉快な逸話ですが、この札を貼っていると一年間を平穏無事に過ごせると言われています。

また、立春は「雑節」の起算日で、「八十八夜」や「二百十日」や「土用」などもこの日から数えられています。

by hirospace | 2008-02-04 18:59 | 祭事  

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