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ニセアカシア(ハリエンジュ)


僕はこの花を見ると必ず思い浮かぶのが西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」です。
若い方はご存知ないでしょうが、中学生の頃によく耳にした音楽です。
彼女のちょっとハスキーで甘い歌声が魅力的で、子供ながらに素敵なお姉さん的な存在に憧れがありました。
後に、今司会で活躍されている関口宏さんと結婚されましたが、何故か意外な感じがしていました・・。

余談が長くなりましたが、「ニセアカシア」本来の話にもどります。
今、山間や雑草地には自生している大きな木に白い花房がたくさん下がっています。

ニセアカシア・・ハリエンジュ 針槐 マメ科
ニセ(贋)アカシアですから、本当のアカシア(エンジュ)とは別のものです。
花がエンジュに似ていて、ハリがあるところから名づけられましたが、本物よりも花が大きくて美しいところから、こちらをアカシヤと思われているふしもあります。

近寄って見ると花も可愛くて、甘い香りが漂っています。
繁殖力が強く、防風林や街路樹にも使われていますが、日本海の海岸沿いに多いようです。
花は酢漬けや天ぷらにして食するところもありますが、金沢郊外ではアカシアから蜂蜜をとって特産品になっています。
なお、白秋の「この道」も裕次郎の「赤いハンカチ」もこの花を歌ったものです。

by hirospace | 2008-05-15 13:02 | 草花  

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