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天生峠~天生湿原~籾糠山

家から、高速道路を使うと白川郷まで約100kmなので1時間で行けます。
ETCの通勤割引を使えば料金が1350円と言うのも魅力です。
朝7時に家を出て、白川郷の手前から天生(あもう)峠を目指します。
一年の半分以上も以上も雪で閉ざされている峠ですが、奥美濃の紅葉のポイントとして人気があるところで、僕も3度来ていますが、この時期に訪れたのは初めてです。
途中には天生三滝も見られます。
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また、振り返れば、スーパー林道の岐阜県側と白山連峰が見えるのですが、朝の雲に大半が隠れていました。(帰り道は完全にガスに覆われて見渡せませんでした)
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大きな天生峠の駐車場は数えるほどしか止まっていませんでした。
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天生(あもう)湿原~籾糠(もみぬか)山はブナやカツラ・サワグルミの原生林があって、
早春の水芭蕉に始まって、10月の紅葉までいろんな山野草が咲くところで、人気のある山です。conv0020.jpg

6月に予定をしていたのですが、週末になるとお天気が崩れたり都合が付かなかったりしてして、日延べになっていました。
ここまで延ばしたのなら、花も少ないし紅葉の時期だなと言う思いもありましたが、好きなリンドウ(竜胆)がこの時期でないと見られないので、決めました。

登山口すぐの所にあったウルシが綺麗に紅葉していまいた。
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天生湿原とその林道脇にはもたくさんエゾリンドウの綺麗な花が咲いていました。
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また、6月には水芭蕉が咲く湿原には白くて可愛いシラヒゲソウ(白髭草)が群生しているのを初めて見ました。(遠くて小さい花なので見分けにくいですが)
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そして、沢伝いの登山道の脇には妖艶な感じもするトリカブト(鳥兜)の紫色の大きな花とサラシナショウマ(晒菜升麻)の白いブラシのような綺麗な花が群生しているのも見られました。
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1.2箇所でツルリンドウの花も残っていました。
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花が少ないと思っていた割りにはいろんな花にあえて出会えて来た甲斐がありました。

登山道はよく整備されていて、最短の道だと2時間半ほどで1744mの籾糠山の頂上に立てます。
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唯、頂上は20人ほどしか立てなくて、ちょっと粗末?で、影もないので、少し下がったところでお弁当を食べました。

途中は視界開けていませんが、木立の間を歩くので直射日光が当たらないのし、涼しかったです。
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何箇所か急な登りもありましたが、それほど険しいものでなくて、途中には何箇所か小さな沢渡りもあって顔を洗ったり、水場では水分を補給出来たり、僕には手頃な山でした。
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入り口には金沢出身の文豪・泉鏡花の小説「高野聖」の舞台になったことが記された看板も立っています。
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帰り道、白川郷の展望台(城山)から初秋の萩町の合掌集落村を写してきましたが、連休でたくさんの人が訪ねていました。
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by hirospace | 2008-09-14 20:40 | 旅行  

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