県民の森を散策
金沢からはなかり遠い山奥にある為か、いつもより参加者が少ないように感じました。
午前中はパノラマコースの尾根を3時間歩き、お天気が良くてかなり汗をかきました。
東屋のある展望台からは加賀温泉郷(粟津、片山津)が見えていました。
この時期は花はほとんどありませんから、紅葉や木の実を楽しむことになりますが、
ミヤマガマズミも葉が紅葉して、綺麗な実が付いていました。
似たような紅い実ですが、これはツルシキミで何処でもたくさん見られる実です。
サルトリイバラは赤や黄色の実が付いていて、食べると酸味はありませんでしたが、日の経ったリンゴのようにスカ~でした。
ミヤマニガウリの花と実・・この実は本当に苦味が何時までも口に残りました。
コナラの幹に大きなサルノコシカケが2個付いていました。
ひと頃、これが癌に効くと言われて高い値段で広告が出ていましたね。
マタタビ酒に漬ける実は虫の入っている虫コブが味がいいと言ったら、直ぐに摘もうとする人がいて、せめて写真を撮らせて下さいと頼みました。
また、ツルリンドウの花と紅い実が見られましたが、共生をしないと育たなくて、年中咲いていると説明されました。
何箇所かで野生のムラサキシキブの実が見られましたが、園芸種のコムラサキより実の付き方が違って数も少ないと思いました。
この時期はキノコ(地元ではコケと呼びます)もたくさん出ていました。
スギシダコケは小さくて、可愛いキノコですが、至る所でに在しているので、歩きながら摘んでいる人がいました。
指で押すと煙のようなものが穴から出るのでケムリダケ(通称)と言われるものを初めて見ました。
僕はヤマイモ(自然薯)の実ムカゴ()を50個ほど摘んで持ち帰りましたが、ムカゴご飯にしてもらえなければ、バター炒めにしようと思っています。
このメンバーには木や花に詳しい観察員やキノコにも詳しい人がおられるので、本当に勉強になる会です。
杉林からの木漏れ日が光の帯になって差し込む風景が綺麗でした。
尾根から下りて、お昼は渓流沿いにあるバーベキュー広場で、おにぎりとお湯を沸かしてラーメンを食べました。
気持ちがいい渓流沿いに戻ると、いくつも優しい感じのする木の橋が架けられていたり、
お天気が続いているので細くなった猿ヶ滝やコケ蒸した水車小屋がありました。
尾根が違うので、一旦山を下って裏側になる山中温泉に入って、温泉卵を買って戻りました。
山中温泉・総湯(女湯と山中座)
(男湯・菊の湯)
by hirospace | 2008-10-19 20:37 | 旅行